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2026July14に更新
2024July11に公開

アムステルダム・プライド2026の完全ガイド

Booking.com Editorial Team
カフェが立ち並ぶ狭い通りの上方に、レインボーフラッグが掲げられている。

大勢の人で賑わうプリンセン運河の石畳の堤防沿いで踊ったり、プライド・ビレッジで世界各地の人々が集まる拠点を散策したり、ザントフォールトの砂浜で夕日とともにドラァグショーを楽しんだりと、アムステルダムのいたるところが一体感に包まれます。

毎年夏になると、オランダの首都アムステルダムの歴史ある運河や石畳の通りはプライドのお祝い一色に様変わりしますが、今年の夏は特に歴史的なものになります。アムステルダムで初めて、「Unity(一体)」という世界共通のテーマで、世界的なプライドの祭典が開催されます。

これは単なるお祭りではなく、アムステルダム・プライド30周年と、2001年にオランダが世界で初めて同性婚を合法化したことで実現した、世界における婚姻の平等25周年、という2つの節目を祝う大規模な祭典です。

今回の世界的な祭典は、2週間(2026年7月25日~8月8日)にわたって大規模に開催されるため、弊社ではこの祭典を十分に楽しむための完全ガイドをご用意しました。

アムステルダム・プライドのハイライト:第1週と第2週

プライド・ウォーク&プライド・パーク(7月25日(土))

アムステルダム・プライドは、プライド・ウォークによって幕を開けます。参加者は11:00からダム広場に集まり、正午に出発して市内中心部を練り歩き、フォンデル公園に向かいます。支援者、家族連れ、海外からの観光客など、誰もがパレードに参加できます。

参加者が到着すると、フォンデル公園は終日プライド・パークへと姿を変えます。公園の野外劇場はDJ、ライブバンド、スポークンワードのパフォーマー、ドラァグスーパースターたちのメインステージとなり、会場を盛り上げます。

プライド・パークでは、LGBTQ+をテーマにしたアート、ファッション、手作りの品々を販売する多数の屋台が並ぶレインボー・マーケットが開催されるほか、ユース・プライドやスポーツ・プライドのための専用スペースも設けられます。

ビーチでのプライドイベント(7月26日~28日)

心地よい潮風を感じたい方におすすめなのが、西側にある海岸沿いの町ザントフォールトで3日間にわたって開催される海辺での祭典です。アムステルダム中央駅から電車でわずか25分の場所で行われる「プライド・アット・ザ・ビーチ」では、ビーチパレード、屋外ヨガ、砂浜での夕暮れ時のドラァグショーなど、ゆったりとした雰囲気を楽しめます。

野外映画祭(7月29日~30日)

週の半ばの夕暮れ時には、メルカトル広場などの屋外スペースにパレードの参加者たちが集まり、LGBTQ+をテーマにした映画の無料上映会が開催されます。これらの「ピンク・ムービー・ナイト」は入場無料ですが、席がすぐに埋まってしまいます。早めに到着し、軽食を用意して席に着き、21:00の上映を待ちましょう。

カナル・パレード(8月1日(土))

アムステルダム・プライドの一番の見どころとも言えるカナル・パレードでは、装飾が施された80隻の船が歴史ある環状運河を巡り、まるで水上劇場のような光景が広がります。

新ヘーレン運河、アムステル川、プリンセン運河を通るこのパレードには、世界中の人権団体(NGO)から地元のコミュニティグループまで、多種多様な団体が参加します。

とっておきのヒント:プライド期間の大観衆に対応するため、市内には専用の観覧エリアが設けられますが、運河沿いの堤防は10:00までに満員になることが予想されます。最前列で楽しむなら、プリンセン運河沿いの石壁のスペースを早めに確保しましょう。

プライド・ビレッジとクロージング・パーティー(8月4日~8日)

カナル・パレードが終わると熱気が落ち着いていた例年とは異なり、アムステルダム・プライド第2週は、ミュージアム広場に舞台を移して引き続き盛り上がりを見せます。

この広場は巨大なプライド・ビレッジへと姿を変え、国際人権会議、コミュニティスペース、メインステージでの大規模なコンサートが行われます。8月8日(土)には、アムステルダム・プライドのクロージング・コンサートが盛大に開催されます。

知っておきたい現地でのお役立ち情報

これほど大規模なイベントを楽しむには、現地のルールを知っておくことが大切です。アムステルダムの街を冒険する前に、以下のポイントを頭に入れておきましょう。

  • 運河での「ワンドリンク」ルール:カナル・パレードの日(8月1日)は、市内中心部にある地元のスーパーや商店でのアルコール飲料の販売が法律で1人1本までに制限されます。運河沿いでピクニックを楽しむ予定なら、前日までにドリンクや軽食を購入し、クーラーボックスに準備しておきましょう。
  • ユーロ硬貨を用意しておく:アムステルダムはデジタル化やカード決済が非常に進んでいますが、ストリートパーティー用に設置される仮設トイレでは、入場時に1ユーロまたは2ユーロの硬貨が必要になることがよくあります。地元のバーでは、店の客でなければトイレの使用を断られることがあるため注意が必要です。
  • 中心部は車両通行禁止:イベントがピークを迎える週末は、中心部の環状運河地区が完全に閉鎖されます。タクシー、ライドシェア、自転車でさえ大渋滞で身動きが取れなくなります。ちょっとした移動は徒歩で済ませようと考えているなら、歩きやすい靴を選びましょう。

アムステルダム・プライド期間中の移動手段

アムステルダムはコンパクトで徒歩で移動できる街ですが、世界的なプライドの祭典の開催期間中は、何十万人もの観光客が通りを埋め尽くします。市内のあちこちで通行止めが発生し、公共スペースも非常に混雑するため、移動には少し計画が必要かもしれません。そこで、アムステルダム・プライド期間中もスムーズに移動し、祭典を満喫するためのとっておきのヒントをまとめました。

1.車は使わない

オランダに車で向かうとしても、アムステルダムの中心部に車で向かうのは避けましょう。プライドイベントがピークを迎える週末、特に8月1日(土)のカナル・パレード当日は、中心部の環状運河地区の大部分で自動車やバイクなどの乗り入れが全面的に禁止されます。

市内中心部の駐車場は完全に満車になり、ライドシェアやタクシーも主要なイベントエリアへの進入が物理的に制限されます。

中心部までどうしても車が必要な場合は、環状道路沿いにあるパーク&ライド(P+R)駐車場(P+R RAIやP+R Arenaなど)に駐車して、地下鉄に乗り換えましょう。

2.地下鉄を利用する

アムステルダムの公共交通機関(GVB)は運行されていますが、ストリートパーティーの人混みが運行ルートにあふれ出すため、バスやトラムには大幅な遅延やルート変更が予想されます。

  • 現地のお役立ち情報:地下鉄南北線(52号線)を利用すれば、街の地下を通っているため人混みの影響をまったく受けず、比較的落ち着いたエリアのアムステルダム北駅から中央駅、ロキン駅(パレードの中心地)、エウローパプレイン駅までわずか数分で移動できます。
  • 運賃の支払い方法:特別な乗り継ぎチケットは不要です。アムステルダムではOVpayシステムが導入されているため、非接触型のクレジットカード、デビットカード、またはスマートフォンをかざすだけで、すべてのトラム、バス、地下鉄に乗車できます。

3.自転車での移動と徒歩

レンタル自転車を利用すれば現地ならではの体験ができますが、アムステルダム・プライド期間中は特に注意が必要です。

  • 人混みに注意:中心部の通りは非常に混雑するため、安全に自転車で走り抜けることは不可能です。もしうっかり人混みの多いエリアに入ってしまったら、一般的に自転車から降りて、押しながら歩くのが現地のマナーです。
  • 特設の駐輪スタンド:アムステルダム・プライドの開催中、市ではフォンデル公園や運河などの主要な拠点の周辺に、臨時の専用駐輪スタンドを設置します。これらの臨時スタンドは、イベント終了のちょうど1時間後に、市によって撤去されることがよくあります。自転車を置き去りにしないよう注意してください。スタンドにロックされたままの自転車は、鍵を切断して回収されてしまう可能性があります。

旅行者へのヒント:移動の計画をリアルタイムで行うには、地元の9292アプリまたはGVBアプリをダウンロードしましょう。プライドのイベント開催エリアに合わせ、最新の迂回ルートや運行スケジュールの変更をチェックできます。

プライド2026の滞在先:アムステルダムの周辺エリアガイド

アムステルダム・プライドの祭典には何十万人もの海外からの旅行者が押し寄せるため、宿泊施設はすぐに埋まってしまいます。

祭典と同じくらい温かく歓迎される、インクルーシブな滞在を叶えるために、アムステルダムにある「Travel Proud」*の施設を厳選したリストをご覧ください。「Travel Proud*」の施設すべては、特別なホスピタリティのトレーニングを修了しているため、誰もが自分らしく、安心して過ごせます。

旅行の際に検討したい、おすすめのエリアを以下にご紹介します。

祭典の中心地で楽しむなら

祭典の中心地で盛り上がりたいなら、レグリールスドワルス通り(LGBTQ+のメインストリート)、ヨルダーン、アムステル周辺の宿泊施設を探しましょう。

よりモダンな雰囲気を楽しむなら

アムステルダムの石畳の街並みから離れて、現代的な雰囲気を楽しみたいなら、ミュージアム広場やプライド・ビレッジの近くにあるアムステルダム・アウト・ザイト地区での滞在がおすすめです。

ローカルな体験を求めるなら

もっとローカルな雰囲気でプライドを楽しみたいなら、旅行者で賑わうスポットから離れて、アムステルダム市民が集まるアムステルダム・ノールト地区やアムステルダム・アウト・ウェスト地区に行ってみましょう。

  • サー アダム ホテル(Sir Adam Hotel)は、アムステルダム北部地区のアムステルダム中央駅の裏手から無料の渡し船で2分の場所にあります。屋上からはパノラマの景色を楽しめます。また、ノールト地区で開催されるローカルなLGBTQ+パーティーへも簡単にアクセスでき、そこから対岸に渡ればメインイベントへの移動もスムーズです。 ホテル デ ハレン(Hotel De Hallen)は住宅街にあり、屋内のフードマーケットで地元の人々と一緒に1日を始めたい方にぴったりです。朝のコーヒーを静かに楽しみ、美しい景色を眺めながら少し歩けば、プライド・パークのイベントが開催されるフォンデル公園へもすぐにアクセスできます。