持ち物リスト・空港基本情報付き 初めての海外旅行準備マニュアル

- 初めての海外旅行では、パスポート、ビザ・電子渡航認証、航空券、宿、移動手段、通信手段、海外旅行保険といった基本の手配を早めに行いましょう。
- 荷造りは、旅の目的、渡航先の天気に加え、旅行の必需品リストを参照して早めにスタートしましょう。
- 空港での出国手続きには、手順があり、時間がかかります。航空会社の案内に従い、早めに到着し出国手続きを行いましょう。
- 機内では、機内食や飲み物を楽しみ、機内エンターテイメントなどを上手に使い、なるべくリラックスし、旅の疲れを癒しましょう。
初めての海外旅行では何かと心配事が絶えないものですが、しっかりと準備をすれば旅を心から楽しむことができるはずです。海外旅行では、予約や事前の申請、用意しなくてはならないものが数多くあります。本記事では、海外旅行歴20年以上の著者が、持ち物リスト、空港での手続きの流れ、フライト中を快適に過ごすヒントなど、初めての海外旅行に役立つ情報をお届けします。
初めての海外旅行の準備
初めての海外旅行では、どこから準備すればよいのか戸惑う人も少なくありません。こちらで紹介する必要な項目をチェックし準備をスムーズに進めましょう。
パスポートを取得する
海外旅行の準備にあたり、まずパスポートを準備しましょう。申請から発行までにおよそ1ヶ月程度時間がかかるので、できるだけ早く新規申請を行いましょう。各都道府県のパスポートセンター(旅券窓口)で申請、発行手続きをします。
ビザや電子渡航認証の要否を確認する
パスポートの準備ができたら、次にビザや電子渡航認証の要否を確認しましょう。渡航先によっては、入国にビザが必要なケースもあります。
また、日本パスポートをお持ちの場合、観光目的で短期滞在であればビザが不要な場合もあります。ただし、ビザが免除されるケースでも、アメリカのESTAやオーストラリアのETAのような、電子渡航認証の申請が必要な国もあります。渡航前に必ずビザや電子渡航認証の要否を確認し、必要な手続きを期限までに済ませておきましょう。
航空券を手配する
航空券はインターネット、電話、航空会社のアプリ、旅行代理店等で購入できます。インターネットやアプリで購入すると手数料も低く手頃な価格のチケットが手に入ることがありますが、キャンセルや変更なども自分で行わなくてはなりません。また、早期予約、オフシーズンのチケットもお得な傾向があります。ただし、観光のオフシーズンは、悪天候や祝日の長期休暇などの理由で、多くの店やサービスが休業あるいは営業時間を短縮している可能性があります。現地情報を確認しながら、最適なチケットを予約しましょう。
座席を予約する
通常飛行機の座席は、航空券の予約時またはチェックインの際に座席を選べます。どの座席にもメリットとデメリットがあり、機内での過ごし方、飛行時間、同伴者などを考慮して最適な座席を選びましょう。
例えばフライト中にできるだけ静かに過ごしたい方には窓側が最適ですが、お手洗いや各種サービスを気兼ねなく利用したい場合は、通路側が便利です。初めてのフライトで緊張してしまいそうな方は、ギャレーに近い通路側を選ぶと客室乗務員のサービスが受けやすく安心です。
ホテルを予約する
ホテルを予約する際は、立地、周辺の治安を考慮し、口コミを必ずチェックしましょう。海外の治安は、日本とは異なることがあるので、注意が必要です。例えば、日本では駅周辺は街の中心となり、人が行き交い、便利で治安も悪くないことが多いですが、海外ではその逆の場合があります。駅から近くて安い宿泊施設は注意が必要です。周辺のホテルの値段と比較して、極端に低価格なホテルは避ける方が無難でしょう。ホテル近辺の街並みは地図アプリで周辺環境をチェックしておくと安心です。更に、翻訳アプリを使って低評価の口コミを調べたり、一般の利用者が撮影した最新の写真やビデオを参考にするのもいいでしょう。またホステル、B&B、民宿のような小規模な宿泊施設や古いホテルにはエレベーターがない場合があります。
移動手段を確保する
海外では、公共交通機関が発達していない国や、交通インフラが整っていない国も珍しくありません。また、車社会の国や大都市でもタクシーが走っていない、タクシーが拾えるエリアが限られている、配車サービスが主流など、その実情もさまざまです。必要に応じて空港送迎サービス、レンタカーを予約する、配車アプリをダウンロードするなど、現地での移動手段を予め手配しておきましょう。
通信手段を確保する
スマートフォンは海外旅行に不可欠です。現地での情報収集や各種の手配に欠かせません。海外で利用できるデータローミングサービス、海外SIM、レンタルWi-Fiなどから、ご自身にあった最適な通信手段を選び、手配しておきましょう。海外SIMやレンタルWif-Fiなどは、申込後に空港での受け取りまたは、事前に自宅で受け取りが可能です。早めに準備しておきましょう。
海外旅行保険に加入する
海外旅行保険に加入しておくと、万が一のトラブルの際にも心強いものです。海外旅行保険は、治療費用、携行品損害、個人損害などを補償するものが一般的です。
補償の一例:
治療費用:怪我や病気の治療費の補償
携行品損害:持ち物の紛失、盗難、壊れた時などの補償
個人損害:誤って他人に危害を加えた、または建物に不備が出た時などの補償
補償内容は、保険会社とそのプランにより異なります。
申し込み前に、内容をよく読み、ご自身の希望に合った保険を選びましょう。

荷造りのヒント
海外旅行では、長時間の移動が伴うため、楽に移動できるように荷物はコンパクトにまとめます。荷造りをしながら足りないものに気づく可能性があるので、少なくとも出発の2日前までに開始しましょう。
旅行用鞄の選び方
スーツケース、トランク、ボストンバッグ、リュックサックなどから、旅の目的、旅先の天候、道路事情、移動手段などに最適な旅行用鞄を選びましょう。例えば、石畳や砂利道の移動がある場合、スーツケースを運ぶのは不便です。
服装
靴は、必ず履き慣れた歩きやすいものにします。重ね着ができる衣類、軽くてシワになりにくい衣類、着回しが利く服装、汚れが目立ちにくい色の服が便利です。現地の天気予報をチェックして、旅先の季節や天候に合わせた衣類を準備しましょう。
海外旅行の必需品
海外旅行に欠かせないもの、持っていった方が良いものをまとめました。
海外旅行に欠かせないもの
パスポート
ビザや電子渡航認証の控え(渡航国で必要な場合)
搭乗券(紙、eチケット、モバイル)と予約番号の控え
予約済みサービスの証明書類(宿泊先の予約確認メールなど)
国際クレジットカード
現金(現地通貨と日本円)
海外旅行に必ず持っていきたいもの
携帯電話と通信手段(国際ローミングサービス、海外SIM、レンタルWi-Fiなど)
スマートウォッチまたは腕時計
海外旅行保険の保険証
充電器と充電ケーブル
常備薬を含む救急セット
その他(現地調達も可)
服飾品:洋服、靴、帽子、サングラス、雨具など現地の気候、日程、予定に合ったもの。羽織もの、汚れが目立たないもの、コンパクトで軽い洋服
変換プラグ / 変圧器
アイマスク、ネックピロー、耳栓
日焼け止め(現地の気候による)
また持病や服用中の薬に関する情報を英語でまとめたメモや診断書を持っておくと、現地でのスムーズな医療受給、税関対策に役立ちます。詳しくは、厚生労働省検疫所FORTHなどの情報を参考にして用意しておきましょう。

空港での手続き【出国】
空港に到着してから搭乗するまでには、いくつかの手続きがあります。空港での手続きの流れを把握し、慌てずに搭乗しましょう。
空港到着時間
各航空会社では、国際線の利用者は、フライトの出発時刻の3時間前までに空港に到着するよう案内しています。初めての海外旅行であれば最低でも3時間前までに空港に到着しましょう。
チェックインと荷物の預け入れ
チェックインは、搭乗時間の24時間前から、航空会社のアプリやウェブサイト経由でできます。事前にオンラインでチェックインをしない場合は、出発日に空港にある自動チェックイン機、またはチェックインカウンターで手続きをします。この際に、パスポートの確認、預け入れ荷物のサイズや容量のチェック、座席の指定や変更も行います。預け入れ荷物の重量制限は、航空会社や搭乗クラスによって異なります。
また、預け入れが禁止されているものや、機内へ持ち込めないものがあります。電子タバコやモバイルバッテリーは預け入れが禁止されており、ハサミを含む刃物や容量が100mlを超える液体類は機内へ持ち込めません。旅行前に必ず最新情報をチェックしておきましょう。
保安検査と出国審査
チェックインが済んだら、速やかに出国の案内に従い、保安検査場、出国審査場を通過します。一般的には、フライトの出発時刻の30〜60分前までに通過するように案内されています。保安検査場の混雑状況は、渡航時期や出発時間、空港によって異なります。時間がかかることもあるので、早めに済ませましょう。
搭乗までの過ごし方
保安検査と出国審査が無事に終わったら、搭乗ゲートに向かいます。搭乗開始まで時間がある場合は、制限エリア内で食事やショッピングを楽しんだり、空港ラウンジを利用してゆっくりと過ごしましょう。
一般的に、空港ラウンジは、ビジネスクラスなどの一定以上の搭乗クラスを利用する方、航空会社の上級会員、ラウンジサービスが利用できるクレジットカードを保有した方が利用できます。無料ドリンク、広々としたソファが設えてあり、ゆったりと過ごせる他、シャワー室やマッサージチェア、ワークスペースなどが提供されるラウンジもあります。
機内での過ごし方
飛行機に乗った瞬間から、初めての海外旅行がいよいよ本格的にスタートします。機内では、食事や機内エンターテイメントを楽しんだり、仮眠をとるなど、思い思いの時間を過ごします。周囲の方の迷惑にならないように、気をつけながら、ゆったりとした時間を過ごしましょう。
機内食や飲み物
機内食は海外旅行の醍醐味のひとつと感じる人も少なくありません。渡航先のメニューで構成される機内食は、普段味わうことのできない料理を楽しむチャンスです。
通常フルサービスキャリアの国際線では、機内食、飲み物、スナックや軽食がチケット代に含まれており、追加料金なしで提供されます。食事の回数は、フライト時間や路線により異なります。長距離路線の場合は、一般的に2食提供されます。メニューは、タンパク質の種類が異なる料理またはベジタリアン向けなどが用意されており、2種類以上の料理から選ぶことができます。
また、ドリンクサービスでは、ソフトドリンク、コーヒー、お茶、一部のビールやワインなど、多くの飲み物が無料提供されます。長距離路線では、ドリンクサービスとは別に、ペットボトルの水やオレンジジュースが別途配られることもあります。また、食事と食事の間に、スナックやサンドイッチなどの軽食が提供される場合もあります。
機内で利用できる無料サービス
多くの航空会社は、フライト中、機内エンターテインメント、枕とブランケット、医療品や生理用品など、機内で快適に過ごせる無料サービスを提供しています。Wi-Fiサービスは、有料となる場合があります。
機内で快適に過ごすヒント
飛行機の中では、騒音、乾燥、寒さに悩まされることがあります。できるだけ快適に過ごすために、アイマスク、耳栓、ネックピローなどの安眠グッズや、寒さ対策や乾燥対策のグッズを持参しましょう。足の浮腫み対策やスリッパもあると便利です。
また、機内エンターテイメントが合わない場合もあるので、オフラインで楽しめるゲームや映画などを予めダウンロードしておき、持ち込むのも良いでしょう。読書もおすすめです。
