備中松山社中は、有効活用されていない、又は眠っている地域資源の活用を通じ、地元の有志とともに稼ぐ仕組みを作り出し、地域に『魅力あるにぎわい』を創出しています。また、高梁市城下町の美しい景観を守り、育み、または創造しながら次世代へと受け継ぐことを目指しています。 天籟は弊社がプロデュースした最初の一棟貸し旅館となっており、現在2棟目のプロジェクトが同じく高梁市の城下町にて進行中です。

天籟（てんらい）は、江戸時代後期の豪商の邸宅を小堀遠州の『綺麗さび』をコンセプトにフルリノベーションして誕生した1棟貸し旅館です。『綺麗さび』とは、詫び寂びの世界観に明るさ、美しさ、豊かさなどを加えて、誰からも美しいと思われる客観性を持たせた美意識と解釈されています。遠州好みの『綺麗さび』を現代流に解釈することで、館内に多くの窓を取り入れて明るく開放的な空間とし、日本の伝統美や和の趣を感じる設えにこだわりました。また、当旅館は完全な非対面、非接触でのチェックインシステムを導入しておりますので、スタッフは常駐しておりません。（事前チェックイン、リモートロック採用） 天籟とは、自然（＝天）が奏でる音（＝籟）を意味します。高梁市は、四方を美しい山々に囲まれた備中の小京都と称されています。清流高梁川が悠然と流れ、江戸時代には備中松山藩の城下町として発展しました。自然豊かで風光明媚な城下町において、備中の歴史や伝統文化、『綺麗さび』の世界観に触れながら、贅沢なひと時をお過ごしください。 ＊離れの階段は大変急なものになっておりますため、小さなお子様やご高齢の方には1階へのご宿泊を推奨しております

高梁市（たかはしし）は、岡山県中西部に位置し、古来より備中国の中核を占め、近世では備中松山藩の城下町として栄えました。標高430mの臥牛山山頂に建つ備中松山城は現存12天守のうち唯一の山城で、国の重要文化財に指定されています。城下には武家屋敷および町家や神社仏閣が立ち並び、鍛冶町、鉄砲町、弓の町、大工町等、町名にも江戸時代の地割の面影が色濃く残っており、高梁市は『備中の小京都』とも呼ばれています。小堀遠州の築庭と伝わる頼久寺の庭園は国の名勝指定を受けており、わが国を代表する江戸初期の枯山水庭園です。