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親しみのある国内で楽しめる、これからの旅のカタチ


旅のジャンル
サステナブル

様々な制限のある現在の社会において、より手軽で安全、そしてよりサステイナブルであることが多いのもポイントである国内旅行は、旅行者から今後も人気となるでしょう。人々が近場での旅をより安心して楽しむようになるなか、国内旅行における新しいトレンドが旅のスタイルとして人気を博しつつあります。

現在注目の「ステイケーション」

近場での旅行は、今後も主要な旅のスタイルとしての地位を維持することでしょう。旅行者の47%が、中期的(今後7~12ヶ月間)には国内で旅行する予定であると回答し、38%は長期的(1年以上後)にもしばらくは国内で旅行する予定であると回答しました。

国内旅行に関しては、43%の人が居住する地方や国にある新たな旅行先を訪れることを計画しており、46%が居住国の美しい自然をじっくりと味わいたいと回答しました。また、国内での滞在となるかどうかは問わず、既に行ったことのある場所をまた訪れたいと答えた回答者は半数を占めました。

近場での旅行はお金と時間の両方の節約に繋がることもあり、旅行先の各種団体や宿泊施設は、歴史・文化遺産に触れる教育的で興味深いツアーなどの追加オプションを旅行者に提供するようになると予想されます。ゲストシェフやオーダーメイドのカクテルといった新しい体験も、地元の観光客からの人気を集めるために提供されるようになるでしょう。

ペットと過ごす休暇の人気が上昇

ペットを連れての旅行はここ数ヶ月間で非常に人気となっており、移動制限†の実施以降、Booking.comでの「ペット同伴可」の絞り込み条件の使用数は2倍以上に伸びています。衰える兆しのないペット連れの旅行の人気は、2021年以降も継続するトレンドだと考えられます。

ロードトリップ人気の再燃

国内を巡りたいという想いはロードトリップの人気の再燃に繋がり、人々は忘れられがちな国内の美しいスポットを再発見したり、再建を図る旅行先の経済や社会を改めて支えようと努めたり、すぐそこにある場所の歴史や美しさに新たな誇りを抱き始めたりするようにもなりました。

海外旅行への想いは未だ健在

2021年も引き続き国内旅行に出かける人々が多くなると見られますが、飛行機に乗って海外旅行に出かけたいという欲求も揺るぎません。親しみのある国内での旅行を楽しむ気持ちと同時に、海外旅行や異国情緒溢れる旅行先の根強い人気や期待も存在し続けることでしょう。

また、21%は2021年の終わりまでには遠い海外の国へと旅するつもりだと回答しました。一方で、2020年の終わりまでに同様の旅に出かけるつもりだと答えた回答者はわずか6%に留まりました。Booking.comのウィッシュリストのデータからユーザーが訪れたいと願っている旅行先を紐解いたところ、2020年にウィッシュリストへの追加が多かった旅行先トップ5はロンドン、パリ、サンクトペテルブルク、ドバイ、バルセロナという結果となりました。

調査方法:

*調査はBooking.comによって、過去12ヶ月の間に出張またはレジャー・観光目的で旅行に出かけ、かつ(移動制限が解除された場合に)今後12ヶ月間以内に出かける予定のある成人を対象に行われたものです。28の国・地域の計2万934名の回答者(内訳:アメリカ999名、カナダ496名、メキシコ497名、コロンビア997名、ブラジル999名、アルゼンチン499名、オーストラリア995名、ニュージーランド499名、スペイン999名、イタリア996名、フランス996名、イギリス999名、ドイツ996名、オランダ498名、デンマーク499名、スウェーデン499名、クロアチア498名、ロシア1,001名、イスラエル498名、インド997名、中国994名、香港499名、タイ497名、シンガポール496名、台湾499名、韓国997名、ベトナム500名、日本995名)が対象となりました。調査は、オンラインアンケートで2020年7月に集計されたものです。

†「ペット同伴可」の絞り込み条件を使用したユーザー数の割合と、2019年に同絞り込み条件を使用した平均ユーザー数を比較した数値に基づいています。

‡Booking.com上で、滞在後にクチコミの一環として投稿されたテーマに基づきます。2020年4月1日~2020年9月11日の期間を2019年1月~2020年2月と比較して、月間の平均利用数が最も増加したテーマに基づいたデータです。

§調査はBooking.comによって、世界29の市場で合計5万688名を対象に独自に行われたものです。アンケート回答者については、18歳以上であり、過去12ヶ月のうち1回以上旅行をし、旅行に関する決定をした主要な人物またはその決定に関与した人物であることが条件でした。本アンケートは、2019年11月にオンラインで実施されました。